150倍高速なエンジン振動解析手法で特許取得
2013年8月、エステックは、技術部 花島・他2名が発明した、エンジン振動シミュレーションの新しい計算原理に関する特許を取得しました。
この原理は発明者らが弊社業務の中で5年間の基礎研究の末、独自に開発したものです。
発明の名称 |
「解析システム、解析方法、解析プログラム」 (特許 第5352026号) |
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新しい計算原理では、回転座標系上のクランクシャフトと非回転系のエンジン本体の振動を周波数領域で連成させて解くことで、運転中のエンジン全体の振動をきわめて高速に計算することができます。
弊社のベンチマークテストでは、機構解析にFEMの縮約モデルを取り込んだ従来の時間領域の解法に比べ、約150分の1の計算時間で同じ精度の解を得ることができました。
この特許の計算原理は弊社ソフトウェアESTECH.PS-Xに採用され、2013年より販売しています。