レシプロエンジンの実稼働振動を極めて高速に計算できるシミュレーションソフトウェア(一部電動化対応済み)
概要
自動車に代表されるレシプロエンジンの運転中の弾性振動を、きわめて高速に計算することができる新しい有限要素シミュレーションソフトウェアです。これまでのPS-Xに加えて電動化対応として、ギヤノイズシミュレーション機能も近々搭載予定。
特長
従来の機構解析をベースとした時間領域の解析手法と異なり、回転するクランクシャフトと非回転系のエンジン本体を周波数領域で連成させ、パワープラント振動を算出する独自の計算原理を採用。（2013年8月特許取得：特許第5352026号）
ギヤノイズシミュレーションは、レシプロエンジンに対して、軸数が増加するため、PS-Xの計算原理を多軸に発展させたR-S連成原理を考案して採用しました。
モード寄与分析、入力寄与分析等の分析機能も使用可能で効率的な検討が可能です。
動作環境
- プラットフォーム
- Windows 10以降
- 入力ファイル
- エンジン本体、および、クランクシャフト、または、トランスアクスルのモーダルモデルの読み込み
- 使用法
- NastranBDF形式のFEMをモーダルモデルに変換。
レシプロエンジンでは、主運動部品の基本諸元、および、燃焼圧から主運動部荷重を作成し、モーダルモデルに負荷して、実稼働振動を計算。
ギヤノイズでは、ギヤの噛み合い点に相対変位を負荷して、各部の実稼働振動を計算。