治具等価振動モデル構築
例えば、ブレーキディスクの振動特性評価をディスク単体ではなく、専用の評価治具に取付けた状態で行った場合、ディスク単体でのシミュレーション精度は良好であるにもかかわらず、評価治具側の動特性の影響により、ディスクのハブ結合面を拘束した条件のシミュレーションでは、実験結果との乖離が発生してしまいます。
シミュレーションモデルの精度向上を図るために、評価治具自体のモデル化を行う必要がありますが、ディスクを取付ける評価治具の詳細な図面やCADデータが無い場合、有限要素モデルの作成や精度検証に多くの時間と工数が必要な状況となります。

このような場合、実験で取得した評価治具結合面の動特性(周波数応答関数)を、制約条件を設けて等価振動モデルとして有限要素モデル化することができます。さらに、モデル化された評価治具の動特性と、ディスクの有限要素モデルとを結合してシミュレーションを実施することにより、シミュレーション精度を大幅に向上させることができます。

詳細な情報が不明な部品のモデル化を省略し、実験から得た等価振動モデルを活用することで、大幅なモデル作成期間の短縮とモデルの高精度化が得られ、効果的にCAEを行うことが可能となります。

エステックは実験技術とシミュレーション技術を組合わせて技術開発を行い、お客様の問題を解決します。
治具等価振動モデル構築の事例
・パワートレインのダイナモ装置
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- ホームページをリニューアルいたしました。
- 平成24年度日本塑性加工学会技術開発賞 受賞!
- 2011年度日本機械学会賞(論文) 受賞!