実車状態でのパワートレイン慣性特性計測
乗用車のパワートレインの慣性特性(重心位置、質量、慣性モーメント)は、アイドリング時の振動や乗り心地など、車両低周波振動性能の決定要因の一つであり、これらのシミュレーションを実施する場合には必須となる特性です。
その測定は通常、パワートレインを単体状態にした上で、専用の慣性テーブルや2点吊り法などで行う事が一般的であるため、完成車を対象として計測しようとする場合、煩雑なパワートレインの脱着作業が必要となり、測定に多くの時間と労力を必要とします。
エステックの長年の経験とノウハウをツール化することにより、実車状態で迅速に慣性特性を計測できるようになったため、設計情報からは算出が難しかった、様々な部品が組み付けられた実車状態におけるパワートレインの慣性特性を把握できるようになりました。
これにより、特性調査やシミュレーション精度の向上に大きく貢献することができます。


乗用車ボディ、自動車部品の慣性特性計測
エステックの慣性諸元同定ツールは、エンジンのみならず、クランクシャフトなどの部品から乗用車ボディやトラックキャビンに至るまで適用することができ、精度とロバスト性を両立します。


慣性特性計測の事例
・エンジン(自動車、トラック)
・車体(自動車、トラックキャビン)
・自動車部品(クランクシャフト、デフケース 他)
上記以外についてもご相談下さい。
計測&分析システム構成例
ソフトウェア
・PULSE Labshop (オンラインリアルタイム分析ソフト)
・ESTECH.[I]property (慣性特性推定ツール)
・ESTECH.Rmotion (剛体運動推定ツール)
ハードウェア
・LAN-XI (計測フロントエンド)
・インパクトハンマー
・3軸加速度センサー
ハード&ソフトウェア
用途に応じた最適なハード&ソフトウェアのご提案も致します。
- ハードウェア
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PULSEフロントエンド
~ハイエンド計測フロントエンド~
- ソフトウェア
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PULSE Labshop
~オンライン、リアルタイム分析~
PULSE Reflex
~オフライン、ポスト処理、モーダル解析~