「Test」「Simulation」「AI」による複合エンジニアリング
エステックは自前の実験場を有し、「実験ドリブンCAE」を提唱・実践しています。CAEにおいて、「Test」と「Simulation」はいずれも重要な車の両輪ですが、最も重要なのはそれらを統合して活用することだと考えています。
例えば、実験によって対象現象の本質となるメカニズムを捉え、それを表現するに必要不可欠なパラメータに絞り込みます。これをシミュレーションに反映することで、効率的で精度の高い予測を行うことが可能になるのです。
現在は「Test」「Simulation」技術の高度化に伴い、大量の実験データや解析結果を扱うテーマが急増しています。設計課題の抽出や解決に当たっては、それらのデータの中から分析、評価、判断を行うために必要な情報を的確に抽出する必要があり、機械学習・AI の活用についても力を入れて技術開発を進めています。
お客様とエステックによるエンジニア同士のチームワーク
課題解決に当たっては、仮に異なる専門分野のエンジニア同士であっても、お客様とエステックは、両者協働によるプロジェクトチームを形成することが重要であると考えています。
私たちの任務は、単に指定された実験や解析をこなすことではありません。お客様が直面する課題に対し、お客様のエンジニアリング・パートナーとして目的意識を共有し、本質的な解決の道を探る。これがエステックのエンジニアの姿勢です。
お客様とエステックのエンジニア同士が、緊密なコラボレーションを展開していく。そのプロジェクトの課程では、双方のエンジニアがそれぞれの知見と経験に基づくアイデアを出し合い、議論を闘わせることもあるでしょう。こうした有機的なパートナーシップにより、1+1=2より大きな成果を得ることが可能となると考えています。
創造と挑戦が生み出すさらなる信頼
本質にこだわる姿勢と、経験に基づく技術。それが、お客様のエステックに対する期待と信頼に繋がっていると考えます。ただし、現状を維持するだけでは満足できないのが、エステックのすべてのエンジニアに共通した姿勢。またこれは、会社の姿勢そのものです。
ひとつの課題を解決に導いたなら、すぐ次には「では、これもできないか」「もっとうまいやり方はないか」「他の方法と組み合わせたらどうか」……といった議論になります。お客様の課題解決に当たって作成する「プロポーザル」も、このようなエステックの技術や姿勢が集結されたものです。
新しい技術の創造や、新しいやり方への挑戦を通して、お客様に喜んでいただき、さらなる信頼を得ること。それがエステックの糧となっています。
