アイドリング振動解析
概要
アイドリング振動は、アイドル状態のエンジン回転変動などを起振力にして、駆動系捩じり振動やサスペンション振動などが励起され、もしくはこれらの振動が車体取付点を介して車体や車室内音場の固有振動を励起する現象です。
低周波こもり音との違いは、エンジン回転数がほぼ固定であるため固有値の配置による対策や、特定周波数領域で大きな減衰を付加できるデバイスなどでの対策がとりやすいこと、ATの場合DレンジとNレンジでドライブシャフトジョイントの振動伝達特性が異なるため振動状態が異なってくること、などです。
低周波こもり音のモデル化と同様に、各コンポーネントについての正確な特性把握(実験)とモデル化技術の積み上げなどが必要となります。
エステックではこれらの全ての段階における実験・解析の支援実績を持っています。
関連要素技術
- 液体封入式マウントモデル
- ゴムマウントの拡張マクスウェルモデル
- 振幅・周波数依存表参照マウントモデル