ステアリングシミー解析
概要
ステアリングシミー現象には、ブレーキ力のアンバランス(多くはブレーキディスクの偏磨耗による)に起因するブレーキシミーと、タイヤの回転アンバランスに起因するアンバランスシミーの2種類が存在します。
いずれの場合においてもサスペンションの特性(固有値)と、パワーステアリングの振動伝達特性(非線形性大:加振力依存性が大きい)が重要なファクターとなります。
さらに近年は、電動パワーステアリングの使用や、サスペンブッシュへの流体封入マウント(減衰増加のためのデバイス)の適用など、設計を難しくする要因が増大しています。
エステックでは、これらの各段階・各要素に関しての実験・解析のノウハウと実績を持っています。
関連要素技術
- 油圧パワーステアリングの非線形性モデリング技術
- 流体マウントのモデル化技術